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2008年6月10日 (火)

NO40 松代焼きとパッチワーク・多彩象嵌魚紋壷

             
             松代焼き丼
              まつしろ

 
 昭和30年代の半ば、私が32歳の頃で高度成長真っ盛り、ふとある骨董屋でこれが目に留まり、値を聞くと1万円と言います。右下の淵に漆の修理跡があり、どうも高すぎると思い交渉しましたが相手はウンと言いません。
 永い歳月を使用した感が強く、恐らく漬物などを沢山入れて、大家族の食事に添えたと思い、とにかく魅力に負けてとうとう買いました。
 後で高い理由が判りました。それは松代焼きと言い、既に廃窯となり、窯跡は畑で作品も散逸し、日用に用いられたので、壊れてなくなり現存品が貴重となっていたのでした。
 興味を持ち、調べたら松代藩が産業振興のために窯業を助成して開発されたもので、200年前の19世紀の初期から製造が始まったらしいのです。 今は長野県の博物館で見られます。
 窯元も20箇所に及んだのですが、明治中頃から次第に衰微し明治27年に窯が遂にゼロとなりました。この焼き物が松代焼きと言われたのは、窯が無くなってしまった昭和になってからだそうです。それまでは各窯元の名で呼ばれていたそうです。
 何故衰微したか?それは鉄道の開通で大陶芸産地から安価な製品が流れこんだ為とされています。それは丁度安い中国製品に押されて衰微した日本の織物産業に似ています。歴史って面白いですね。
 この写真はMさんのパッチワークの上に置いて撮影しました。
  そのMさんのパッチワークを拝見しましょう。



          多彩象嵌魚紋壷

  この形の壷は元は韓国や沖縄のものに多く見られます。これは試作品で何れもっと良いものをお見せしたいと思います。



            杜の鍛冶屋  敬白
 

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コメント

NUUDOO様

今回のブログは盛り沢山で、力作だと思います。
松代焼きの歴史を面白く読ませて頂きました。
Mさんのパッチワークの紹介をされていますね。これもとても力作だと思います。
多彩象嵌魚紋壷もカラフルで、形もとても変わっていて、見ていて楽しくなります。

投稿: ラベンダー | 2008年6月10日 (火) 16時38分

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