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2008年10月20日 (月)

NO 94 馬の目皿、石皿、笠間焼き石皿、ラベンダー氏の蘭の花

 馬の目皿 


 
NO 93で馬の目皿の事を書きました。どんな皿か?興味を持たれた方に報告します。
 この皿は江戸時代後半から瀬戸で多く作られたようです。何故か維新で終焉を向かえています。
 ご覧のように極めて単純なデザインで、大量生産向きのものと思います。江戸も中期になると、平和が貢献し開墾、開田が進み、人口も増えて、日本独自の文化が浮世絵や演劇、住宅、衣類衣装で開花してゆきました。
 この中で庶民の用いる雑器も無垢から模様付きに変わって行ったと思います。
 街道の整備も進み、物流が促進され、産業の発展等経済成長が進んだ筈です。。
 街道の宿場が繁盛し、参勤交代が宿場の繁栄を促進したと推定します。その中で宿屋、飯屋の競争も盛んになり、先ず食器の向上が図られて登場したのが馬の目皿だったのではないでしょうか。
 流行のトップだった宿場から、次第に各地方に浸透していったと思います。
 注文が押し寄せた瀬戸では馬の目のデザインが誠に大量生産に向いており、江戸後期に膨大な量が生産されたと思います。
 それが何故明治維新で途絶えたか?です。
 それは既に述べた印判の普及があったからではないでしょうか。印判は手描きよりも何十倍もの効率をもたらした筈ですし、幕末に既に登場したと言います。
 初期明治の印判は誠に粗雑でしたが、素早く向上が進みました。皮肉なことにその粗雑な初期印判手のものが、印判の中では一番高価なのです。面白いですね。
 ところでこの馬の目は何か意味があるのでしょうか?
 或る方の意見では雲だとされています。雲が雨をもたらし水田を救うからだと言われるのです。米が今と違い経済の全てであった当時としては、その祈りを込めたとされていました。
 私はどうもそんな高邁なものではなく、模様を単純に描くのが目的で、誰かが筆でぐるぐる描いたのが始まりのように思えるのですが。
 TVの「何でも鑑定団」で紹介され話題となったそうです。この皿の値段は目の巻き数や目の個数で大分変わるそうです。
 この皿は昭和40年頃多治見で買いました。ヒビがあり、丸い半端な円がありますが、これは上に重ねて焼いた高台の痕跡です。
 縁の傷も上の皿と重ねてくっつき剥がした痕跡です。その骨董屋には10枚程の馬の目皿が有り、無傷のものも有りましたが、この品が気に入り買ったものです。
 大正以降、馬の目皿は人気が出て、今瀬戸で現代物が大分作られている由で1尺皿が23,000円と広告されています。古い本物の相場は知りません

 江戸期に馬の目皿は、それまで主流であった石皿を追い抜きました。
 石皿の事は続いて書いて参りますが、これなら見たとされる方が多いではないでしょうか。

 石皿 径31cm
 

 馬の目皿にもありますが、重ね焼きの為に小石状のものを皿の上に並べ、その痕跡が必ずあります。
 陶器の皿を何故石皿と言うのか?不思議ではありませんか。
 それは石の皿が古代に現実に使われていた事に関係しています。穀物やドングリの粉砕に石の皿が使用されていました。
 鉄の使用により石臼が出来るようになり、当の石皿は不要になり、同じ形の陶器皿が石皿の名称を引き継ぎしたと思います。
 今は石皿がうどん,そばを作るのに使用されているのはご承知でしょう。
 石皿にも絵や模様の書かれたものがあります。

 模様付き石皿
 益子焼き祭りに行き、そこに骨董屋があり買いました。昭和50年頃で、これは笠間焼きです。歴史の古さは笠間のほうが古いそうです。
 水戸へ行ったとき笠間石皿の織部釉の優品を骨董屋で沢山見せて貰いました。大層高価であった記憶があります。
 残念ながら笠間焼きはこれ1枚しかありません。
 益子も笠間も優れた陶芸家多数を輩出しているのはご承知の通りです。径33cm



 絵のある石皿は次回に掲載します。窯の都合でしばらく作品がお見せできません。ご了解下さい。

 ラベンダー氏の蘭の花
 本人の説明文
 このランは、デンドロビューム         (Den.heterocarpum)の原種です。
 2002年2月11日に購入しました。もう6年以上経過しました。
 一度親株は枯れましたが、高芽が生きていまして、それを育てていましたら、その後はどういう訳か、ピンピンして生きています。
 (高芽といいますのは、親株の茎のてっぺんあたりから、子株が生えてくるものを高芽といいます。高芽は親株から、簡単に取り外すことができ、それを単独で鉢に植えて育てますと親株と同じ高さに成長します。)
 2008年3月19日撮影です。



                     以上

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